2025/01/18 16:21
花の「水切り」は必要ない!?
あなたは、“水切り”という言葉を聞いたことがありますか?
「お花を買ったら水切りをする」「毎日の水切りで長持ち」こんなことを花屋さんで聞いたり、インターネットで目にしたこともあるかもしれませんね。
水切りというのは、お花を飾る前に、水を用意して茎を【水中で切る】ことを言いますが、聞いただけで、「手間がかかりそう」と感じる人も多いと思います。
正直、面倒ですよね。
実は水切りのような手間は一切不要なんです!
お花のお手入れは簡単!
お花を長持ちさせるために必要なのは、茎を新しくカットすることだけ。
誰でも簡単にできて、お花の寿命をぐっと延ばすことができます。
お花の長持ち方法①
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なぜ茎を切るだけで十分なの?
お花が長持ちするために最も大切なのは「水をしっかり吸い上げられる状態を作ること」です。
お花の茎には「導管」という水を吸い上げる管があり、この導管を通じて茎や葉、花びらへと運ばれます。
導管は、人間でいうと血管のようなもの。
茎の切り口が乾燥してしまうと、“かさぶた”状態に。そうすると水を吸えなくなってしまいます。
また雑菌などにより、切り口の導管の働きが悪くなってきます。
これでは、いくら新鮮な水に挿しても、お花は元気を失ってしまいます。
ここで重要なのが、「切り口を新しくすること」です。
乾いた部分を取り除いて、新鮮な導管を露出させれば、水を吸いやすくなります。
つまり、水の中で切る「水切り」のような手間をかける必要はなく、普通に茎を切りなおすだけで十分効果があるのです。
お花の長持ち方法②
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お花を長持ちさせる具体的な方法
お花を飾る際には、以下の3ステップを実践するだけで、元気な状態が長く続きます。
1. 切れ味の良いハサミを使う
切れ味の悪いハサミで茎を切ると、導管が潰れてしまい、水を吸いにくくなります。
園芸用のハサミや、よく研がれたキッチンバサミ、カッターナイフなどを使いましょう。
使う前には軽く洗っておくと、茎に雑菌が付くのを防げます。
2. 茎を斜めにカットする
茎の断面を斜めに切ることで、切り口の面積が広くなり、水を吸う効率がアップします。
目安としては、茎の先端から1cm~2cm程度を斜めにカットしてください。
茎を切るタイミングは水を換えるついでに♪
(毎日、少なくても2〜3日に一度は水を新しくしましょう)
3. 清潔な水と器を用意する
お花を活ける花瓶や器は、洗剤でしっかり洗浄しておきます。
また、花びんに入れる水は3~5cm程度の少量がベスト。水が多すぎると雑菌が繁殖しやすくなります。
水は毎日交換して清潔さを保つと、お花の寿命がさらに延びます。
お花の長持ち方法③
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たったひと手間で、お花がもっと身近に!
お花を長持ちさせる方法は、驚くほどシンプルです。
茎を新しく切るだけで、お花は元気を取り戻し、あなたのお家に彩りを与えてくれます。
「お手入れが大変そう」と思ってお花を敬遠していた方も、ぜひこの簡単な方法を試してみてください。
お花があるだけで、お部屋の雰囲気が明るくなり、心も癒されますよ。
手軽なお手入れで、お花のある暮らしをもっと楽しんでみませんか?
お花の長持ち方法④
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お花の長持ち方法⑤
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