2024/07/20 19:00


【地獄のどん底】

30年前、僕は地獄のどん底にいました。

生まれや育ちが、人と違っていることがいくつかあり、

いわゆる「普通」「大多数」ではなく、小中高と見事に

いじめの標的になりました。

誰にも相談できず、僕は生きる希望を完全になくしていました。


【茨の道へ】

そんな中、“舞台役者”という仕事を知り、

「人から認められたい」「光を浴びてみたい」

承認欲求の反動ですね、役者の世界に、足を踏み入れました。

しかし、芸事で食べていけるのは、ほんの一握り…

内向的な僕には、とても厳しい世界でした。


【転機】

ある日、友人から出演祝いの花束をもらいました。

当時の僕が知っていた花は、バラとヒマワリくらい。

色とりどりの、まぶしいほど鮮やかな花束は、

一瞬にして、僕の心を惹きつけました。


【光】

「いつかは、地に足のついた仕事をしないと…」

そう思っていた僕に、電気が点きました。

くしくも、いじめられていたあの頃から、

唯一の心の支えだった憧れの俳優さんも昔、

花屋の役をやっているではありませんか!

「これだ!」


【心を届ける】

自分がもらった“あの感動”を、今度は僕が誰かに伝えたい!

花屋としての在り方ですが、

『花は想いをカタチにしたもの』

『人と人の、気持ちの橋渡し』

『“心”を届ける花屋でありたい』

そんな思いを持って、2022年独立しました。